小さな展示なので見学記はパスしようと思ったが、タイトルが『掘り出された中世宇都宮氏の城』でありこれから行く栃木県立博物館の関連展でもあるので書くことにした。市内の6つの城址(宇都宮、飛山、岡本、逆面、刑部、多気)の出土遺物と発掘風景のパネルである。遺物はカワラケ、茶臼、陶磁器、下駄などである。こじんまりした展示であるが、市内のもこのような城址が存在したという周知の意義はあるであろう。刊行物はなにもない。館の展示の大半は市の通史である。
清明館は宇都宮城址の一画にあり、名前は櫓の一つの清明台櫓に由来する。城址はほとんど旧状を留めず、城址というよりイベント広場と呼んだほうがよいであろう。土塁、水堀、清明台櫓、富士見櫓が作られている。土塁内部に展示コーナーも二ヶ所ある。JR宇都宮線宇都宮駅からバス便もあるが、歩いても25分で着く。東武鉄道宇都宮線東武宇都宮駅からなら徒歩10分である。ちなみに私は宇都宮城址には数十回は行っている。北関東の前橋城址や水戸城址よりも圧倒的に多い。
<h3>2017年9月23日から10月15日まで開催</h3>
- 見学日
- 2017年10月1日
- 記
- 2017年10月7日