タイトルは『描かれた江戸城』である。会場は二つに分かれる。第一会場の企画展示室がメインとなる。3章47種で構成されている。第1章の江戸城の天守には武州豊島郡江戸庄図、江戸御城御殿守正面之絵図など、第3章の名所としての江戸城は御曲輪内大名小路絵図、泥絵のときははしなどが出ている。第2章の浮世絵でみる江戸幕府の行事・儀式が展示の中心となる。図では寛永度絵図、浮世絵では御鏡開ノ図、文献では武鑑等が展示されている。今回は特に楊洲周延が描いた浮世絵が(千代田之御表など)が目立っている。ただ、幕府の大棟梁であった甲良家の重要文化財の図は思ったよりも少なかった。第二会場は多目的ホールであり、甲良家の図などのパネルが主体となる。刊行物は16ページの無料のリーフレットが貰える。
2023年10月28日から11月12日まで開催
2023年11月5日見学
2023年11月13日記