那須与一伝承館見学記

 栃木県、群馬県を友人と回ってきた。大田原市にあるこの館は何度か行っているが、見学記は初めてである。タイトルは『徳川家康と大田原城』である。関東でも少しづつ家康関連の展示が出始めている。テーマ展でありパネルを含めて計23点と大田原城の現況写真で構成されている。関東移封後の天正19年(1591)に家康は陸奥へ行っているが、大田原城へ寄った形跡は無い。関ケ原合戦時に上杉征伐で会津へ向かったが、小山で引き返したので(小山評定)この時も大田原城へは行っていない。慶長五年(1600)の秀忠書状2通、家康、秀忠の書状パネル3通、そして年不詳の家康朱印状1通が出ている。最後は絵図類であり、大田原城並郭内屋敷図、大田原城図面などの城絵図5点が目を引く。うち初展示が2点ある。なかなか大田原城と家康とかが結び付かないが、今年しか出来ない企画ではある。刊行物は出品リストのみである。なお、同市内の黒羽芭蕉の館で『絵図と現況写真で巡る黒羽城跡』のパネル展が開かれている。

 館は文字通り那須与一が主役である。実在かどうかを含めて伝承館と名付けられている。与一や那須氏に特化した展示室と与一の活躍を人形劇等で見る扇の的劇場がある。道の駅那須与一の郷の一画にある。交通の便は悪く、JR東北本線西那須野駅からバスで40分かかる。

2023年4月29日から6月18日まで開催

2023年5月13日見学

2023年5月18日記