群馬県川場村歴史民俗資料館見学記

 沼田市で知ったので急きょ見ることにした。タイトルは『豊後国主大友氏と川場』である。大友氏は川場から大分へ地頭として移ったといわれる(本貫は相模の説もある)。その川場村の大友館と大分市の大友館のことおよび大友氏に縁の深い吉祥寺が主となるが、どちらかというと後者の方が詳しい。基本的にパネル展示であり、実物は吉祥寺蔵の大友氏・足利氏位牌、大友氏時の位牌、仏舎利塔などと五輪塔1基、板碑1基が出ている。同じフロアに桒原吉右衛門家から寄贈された刀剣類として長いやり、なぎなた、やりの3振りも並んでいる。刊行物は5ページのコピーがある。

 資料館は明治四十三年建築の旧川場尋常小学校校舎を改修して使っており、国登録有形文化財となっている。主に村内の歴史の常設展示であり、一部は教室を利用している。同じ敷地内に桒原吉右衛門邸や薬医門(沼田城の門)もある。交通はJR上越線沼田駅からバスがあるが本数は少ない。

2019年9月27日から2020年3月22日まで開催

2020年1月26日見学

2020年2月3日記