友人と群馬県方面へ行った。タイトルは『新田岩松家』、サブタイトルは「猫絵と殿様」である。百二十石の交代寄合である岩松家は猫絵で有名であり猫絵主体の企画展は何回か開かれていたので、今回もそうかなと思っていたがタイトル通りの岩松家がメインであった。計40点で構成されている。最初は岩松家の戦国時代までの歴史である。新田系図、腹巻などが出ている。続く江戸時代は歴代が描いた絵画が主となり、涅槃図、武者絵や猫絵が7点出ている。書き手によって少しづつ変わっているのは面白い。他に駕籠などが展示されている。最後は明治時代以降である。官軍側で活躍し、明治十六年(1883)には男爵になっている。肖像画、男爵正装などが出ている。下級旗本でありながら新田氏の嫡流を自任していた岩松家の歴史をダイジェストにまとめていた。刊行物は8ページのリーフレットがある。
2025年9月20日から11月24日まで開催
2025年11月11日見学
2025年11月17日記
画像はリーフレットの表紙
