山梨県立考古博物館見学記

最近は友人と山梨県へ行く機会が増えた。今回は『よみがえる武士の魂展』である。ここは何回か来ているが、館内に入ると、ちょっと雰囲気が違う。いつもの企画展示室へ行こうとしたらそこは常設展示室になっており、臨時に常設展示室を特別展にあてていた。出品数の多さにもよるのであろう。考古博物館というぐらいだから遺物が中心となる。サブタイトルに「鎌倉・平泉と甲斐源氏の武家文化」とあるように鎌倉と平泉から多数出ており、他に伊豆の国市の御所之内遺跡などの遺物である。それぞれ代表的なものが並んでいる。山梨県内では南アルプス市の大師東丹保遺跡出土品が多く出ている。平安時代から鎌倉時代へと移る十三世紀の遺物が主である。ただ、もう少し史料、古文書などがあれば、より理解が深まったと思う。刊行物に図録がある。

博物館は甲斐風土記の丘曽根丘陵公園に一画にある。館内のミュージアムショップでは山梨県埋蔵文化財センター発行の発掘調査報告書等が購入出来る。自動車なら中央自動車道甲府南インターからすぐである。バスはJR中央本線甲府駅からとなる。

<h3>2016年9月28日から11月23日まで開催</h3>

見学日
2016年10月29日
2016年11月11日

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