焼津市歴史民俗資料館見学記5

 磐田市の次は焼津市である。ここはいつも小規模な展示なのに5回目の見学記である。タイトルは『今川 文と武の源流』、その第一部の「長谷川一族が見つめた今川の盛衰」である。しずおか遺産認定記念である。今川氏の家臣である長谷川氏を取り上げている。山西の有徳人といわれる武士でありかつ文化人でもあった。前半と後半はその居城である小川城(͡コガワ)の出土遺物が並んでいる。かわらけ、銅銭、門柱、矢じりなどである。床には150分の1の小川城遺構図をプリントしている。残念ながら開発で破壊され、遺構は残っていない。その間は連歌師宗長や菩提寺林叟院開山賢仲繁哲との関連を紹介している。今川氏真朱印状も出ている。刊行物は出品リストのみである。十月から第二部として「駿河要衝の地 焼津」が予定されている。

2024年7月6日から10月14日まで開催

2024年8月11日見学

2024年8月16日記