磐田市立中央図書館見学記

 猛暑の中、友人と静岡県へ行く。ここを訪れたのは二回目である。タイトルは『磐田の城と戦国大名』である。市内の代表的な4城址を取り上げており、戦国大名よりも城の方がメインである。出土遺物の実物と遺構などのパネルという構成である。最初は山城の社山城であり、甕、皿などが出ている。次からは市街地にある城址の紹介である。見付城、見付端城のコーナーでは天目茶碗、平碗などの他に今川氏親判物、今川義元判物などの5点の古文書が期間限定で並んでいた。次は城之越城で土師器皿、擂鉢などが出ている。最後は中泉御殿である。軒丸瓦、軒平瓦が特徴的で皿、天目茶碗なども出ていた。また、門跡の4本の柱が目を引いていた。図書館には珍しく広い展示室を使っており、ゆっくり見ることが出来た。刊行物は4ページの同名のパンフレットのみでチラシも無かった。

 図書館は利用者で賑わっており、ついでに展示を見る人もいた。同じ敷地内に磐田市埋蔵文化財センターもある。JR東海道本線磐田駅からはバスの利用がよい。徒歩だと30分かかる。途中に中泉御殿からの移築城門や遠江国分寺址など見所が多いが、夏は避けた方がよいであろう。

2024年7月27日から8月25日まで開催

2024年8月11日見学

2024年8月15日記

チラシ等がないので画像は載せていない。