友人と滋賀県、岐阜県を回ってきた。両県ともコロナ前に行って以来である。最初は近江八幡市である。タイトルは『信長と家康』、サブタイトルは「裏切る者・裏切らざる者」である。総数75種で構成されている。サブタイトルにある前者の裏切る者は二通りあり、反逆者として信長に滅ぼされた者に浅井長政、松永久秀、荒木村重の3人、反逆者として信長を滅ぼした者に明智光秀をあげている。後者の裏切らざる者としては家康を取り上げている。タイトルにわざわざ家康を入れているが、あくまで信長から見ての場合である。長政の項では長政画像、小谷城絵図、久秀の項では久秀画像、同書状、村重の項では黒田孝高画像、村重書状、信長の夢を絶った光秀の項では光秀書状、斎藤利三書状などが出ている。忠実な同盟者としての家康の項では家康書状、長篠合戦図屏風などや信長死後の織田氏関連の物が並んでいる。秀吉だって信長を裏切らなかったのだが、今回はどうしても家康登場であろう。刊行物は図録、展示資料一覧、釈文がある。
2023年4月29日から6月4日まで開催
2023年4月29日見学
2023年5月7日記