掛川市の次は磐田市である。タイトルは『中泉御殿にて家康、泰平の世づくりを練る』、サブタイトルは「德川家康と磐田」である。反対にした方がしっくりとくると思うが。家康は21回、中泉御殿に宿泊、休憩をしたと言われる。二階の二部屋を使っている。第一展示室は御殿を主に古文書、地図から紹介している。壁面一杯にパネルを配置しており、会場の真ん中に中泉公図を置いている。ちょうど特別公開日であったので市有形文化財の成瀬家文書3通の実物が見れた。他に大乗院三仭坊文書、大池絵図などが出ている。第二展示室は発掘調査成果を展示している。こちらもパネルが主である。中央に発掘された門址の柱4本があり、御殿址が含まれる御殿・二之宮遺跡からの天目茶碗、灯明皿、軒丸瓦などの出土遺物が並んでいる。手作り感のある展示であった。刊行物は一般用と小中学生版の二種類のリーフレットが無料で配られている。一階では『家康伝説とゆかりの地パネル』展も開かれている。
文書館は旧竜洋町役場の建物である竜洋支所の中にある。常設展示室は無く、企画展が年1回開かれている。交通の便はJR東海道本線豊田駅からバスである。
2023年1月16日から3月10日まで開催
2023年2月23日見学
2023年2月28日記