小規模な展示なので見学記もどうかなと思ったが、秋の展示会シーズンにはもう少し間があるので繋ぎに記すことにした。タイトルは『佐竹古文書と武士の戦い』である。全１９種で構成されている。修理が終わった古文書が中心となる。といっても足利直義御教書、北条氏康書状、豊臣秀吉朱印状など８点である。釈文、解説付きで分かり易い。テレビの影響か、頼朝鎌倉御殿之図、秩父重忠鎧の図等も出ている。他はいつもの関ケ原戦場之図３点、古法鎧図式などである。前期後期に分かれ、半分ぐらい展示替えとなる。刊行物は資料リストのみである。展示室が狭いので物足りない感がする。佐竹文庫は約２３００点の資料があるので、せめて常設展示室、企画展示室の２部屋が欲しいところである。移転前の重厚な建物はすでに無く、コインパーキングになっていた。

２０２２年９月１３日から１２月１０日まで開催

２０２２年９月１６日見学

２０２２年９月２２日記