府中市郷土の森博物館見学記2

 今どきの話題である年号をテーマとした『中世東国と改元』がタイトルである。実質板碑展といっていい。現物18基、拓本4点である。他に多胡碑、北条氏照朱印状など11点計33点で構成されている。板碑は福徳、康元、永和、正景、至大、徳応、弥勒など私年号がほとんどであり、板碑の展示としては特異である。東国に多く、福徳は何と70基以上ある。もっと詳しく知りたいと思ったのは私だけではないであろう。改元関連の展示が各地で開かれているが、レアなテーマに絞ったことで小規模ながら大変良かった。刊行物が4ページのパンフレットのみというのがもったいない。

2019年7月27日から10月27日まで開催

2019年8月10日見学

2019年8月14日記