明治150年のイベントはきりがなく、とても全部は見ることが出来ない。県博レベルならともかく市町村の関連情報はなかなか入らない。今回の『人物でたどる取手の明治維新』も展示室が広くないので見るかどうか迷ったが、思い切って出かけた。取手出身者や取手に関わりのある人を取り上げている。その一人に赤報隊の相楽総三がいる。利根運河開削に取り組んだ広瀬誠一郎は他県ではまず無名であろう。また、茨城県令を務めた人見寧にも焦点を当てている。大礼服や箱館戦争時の指揮旗などが展示されている。他に勝海舟、重野安ツグ、土方久元などの名も見られる。先に述べたように一部屋のみを使っており、倍の規模でも可能なよい内容であった。刊行物も8ページのリーフレットがあり参考になるが、もう少し詳しい資料が欲しかった。
<h3>2018年7月17日から9月24日まで開催</h3>