愛知県の次は岐阜県へ向かう。タイトルは『岐阜城と織田信長』、サブタイトルは「発掘成果から考える岐阜城の姿」である。どちらかというとサブタイトルの方が主となる。最初は斎藤氏、織田氏などの歴代城主であり、斎藤道三像、織田信長制札、池田元助制札などが出ている。次に発掘成果であり、山麓居館(斎藤期)、山麓居館(信長期以降)、山上部に分かれてパネルとともに多数の出土遺物が並んでいる。山上部を中心として発掘はまだ続いているので、これからの成果を期待したい。次に同時期の関連するいいくつかの城郭の紹介がある。大桑城址、小谷城址、清州城址、坂本城址などであり、出土遺物も展示されている。刊行物は図録と出品物一覧がある。二階の常設展示室では昭和時代の『Tools』展が開かれている。久しぶりの岐阜公園であったが、岐阜楽市などが出来て以前にも増して観光地化していた。博物館はリニューアルのため10月から休館予定である。豊橋市に続いてこちらも遅い見学記になったことをお詫びしたい。
2025年8月8日から10月13日まで開催
2025年9月20日見学
2025年10月1日記