館林市第一資料館見学記2

 太田市のあとに館林市に行った。タイトルは『時代を変えた大いくさ』、サブタイトルは「徳川政権の誕生・終焉と秋元家」である。随分と大げさなテーマであるが収蔵資料展である。二階展示室を使っており計22種で構成されている(日本遺産里沼の紹介コーナーもある)。藩主秋元家と合戦との関わりが主眼となる。誕生の章は主に大坂の陣で、無之字槍(秋元泰朝が徳川家康から拝領)、具足(山田与左衛門が秋元泰朝から拝領)、大坂冬御陣之図などがある。終焉の章では戊辰戦争を取り上げている。明治二年六月(1869)の秋元但馬守宛の古文書が4点ある。他に会津若松城下難戦之図、館林藩旗印などが出ている。館蔵の秋元家資料はまとまっており、今回はその一部の展示であった。刊行物は展示資料一覧のみである。

2021年7月10日から9月20日まで開催

2021年9月12日見学

2021年9月20日記