なぜかこの館は４回目の見学記になる。友人と浜松市へ行く途中に寄った。タイトルは『志太の戦国時代』、サブタイトルは「戦国大名今川・武田・徳川の時代」である。今年は今川義元公生誕五百年ということで県内各地でイベントが行われているが、この展示もその一環である。半分ぐらいが古文書である。目玉となる阿部家文書、朝比奈家文書を中心にサブタイトルにある３氏の文書が並ぶ。今川氏は氏親、義元、氏真のものが揃っているし、武田晴信、勝頼、徳川家康の文書もある。他には今川氏親木像、武田信玄画像などがある。また、田中城番の依田信蕃に関係する金紙采配、銅製陣鐘、刀も出品されている。同じ建物内にある文学館では『藤枝の古典文学』も開かれている。刊行物は一切ない。第二回目の見学記以降同じ傾向なので、これからも期待出来そうにない。せっかく良い企画が続きながらもったいない気がする。

２０１９年１０月５日から１１月２４日まで開催

２０１９年１０月１９日見学

２０１９年１０月２９日記