富士宮市立郷土資料館見学記

 掛川市からトンボ返りで富士宮市に向かった。『戦国の富士宮』の見学である。タイトルに惹かれたが、たいしたことはなかった。見学記を書くのも躊躇したが、せっかく行ったのだから記すことにする。古文書と出土遺物で構成されている。古文書は今川義元朱印状、今川氏真感状、徳川家康朱印状など計12点であるが、全てパネルであった。出土遺物は元富士大宮司館址、山宮浅間神社遺跡、村山浅間神社遺跡の三ヶ所からのものである。これだけであり、当然刊行物は何もない。

 常設展示もあるが、形だけのものであった。資料館といっても市民文化会館の中に間借りしているだけであり、資料室と呼ぶべきであろう。市埋蔵文化財センターが管轄している。JR東日本身延線富士宮駅から徒歩15分であり、富士山本宮浅間神社は目と鼻の先である。

2019年7月6日から11月10日まで開催

2019年9月28日見学

2019年10月4日記