小峰城歴史館見学記

 友人と二本松市へ行く途中に寄った。『白河藩主 七家二十一代』の見学である。史跡小峰城跡石垣修理完了・小峰城歴史館開館記念と銘打っている。最初の丹羽家から最後の阿部家までの歴史を藩主をメインに紹介している。丹羽長重、松平定信の名も見受けられる。白河は10万石から15万石の譜代大名や徳川一門が封じられた要衝の地であった。総数98種の展示である。それぞれ最後の封地からの出展も多い。絵画、甲冑、古文書と万遍なく揃っており、、歴代の肖像画も多数ある。鹿嶋神社神輿、御手杵の槍(復元)、楯無鎧写などが目立っていた。開館記念にふさわしい優品ぞろいである。刊行物には図録と出品リストがある。

 歴史館の前身は白河集古苑であり、東日本大震災で崩落した石垣修復に合わせて今年4月にリニューアルオープンした。今までの2部屋あった展示室にプラスして一つ増やしガイダンス展示室としている。VRシアターなども作られた。ロビーも広くとってある。小峰(白河)城址内にあり、石垣や復元された三重櫓も目の前にある。JR東北本線白川駅の真北にあり徒歩5分である。

2019年8月10日から10月14日まで開催

2019年8月24日見学

2019年9月3日記