博物館は二度目の見学記である。タイトルは『馬をめでる武将たち』である。武将は大なり小なり馬との関わりがあるが、後北条氏、今川氏、伊達氏、徳川氏などとの関連が主である。馬好きといえば織田信長を思い浮かべるが、昨年の『信長の馬・秀吉の馬』で取り上げているので、今回はなしである。出品数43点のうち古文書が多く、あとは甲冑、肖像画、史料などである。文書に釈文、大意が添えられているのは有難い。馬博らしく後北条氏や徳川氏の伝馬朱印状も出ている。北条時長、今川氏真等の肖像画が目立ったが、馬具がなかったのは以外であった。個々の武将、例えば伊達政宗と馬との関連などで一つの展示会が出来るかもしれないと思った。刊行物は図録が出ている。この日は記念講演会も開かれ、一日博物館で過ごした。
<h3>2017年11月3日から12月3日まで開催</h3>