八千代市立郷土博物館見学記

これは何はともあれ見たい展示であった。タイトルが『村上綱清と米本城』とあり、城郭がメインの展示はそうあるものではないからである。とは言っても米本城を知っている人は八千代市民でも少ないであろう。サブタイトルに「八千代の戦国時代」とあるが、千葉氏の登場前後から展示が始まる。肝心の村上綱清は米本城主といわれるが、実はその存在が疑わしいのである。いわば伝承上の人物であるが、城址近くの寺に墓(供養墓)もある。村上氏は遠く信濃の出でり、その流れが市原市に来たと言われる。そこの村上城に村上綱清という武将がいたが、今回の米本城主と同一人物か違うのかも分からない。

このような訳で展示品は綱清関連は少なく、千葉氏の文書、武具、市内の城址、中世遺跡からの出土品などサブタイトルのような内容となっている。刊行物は8ページの無料のリーフレットがある。個人的には図録を出して欲しいと思う。何しろこのようなテーマの展示は多分二度とないし、八千代市でしか開けない展示である。マイナーすぎるからこそ後々のために活字化を切望する。博物館は通史としての常設展示もある。最寄りの駅は東葉高速鉄道村上駅から徒歩10分である。米本城址は北方向2kMに位置する。

<h3>2017年7月19日から9月3日まで開催</h3>

見学日
2017年7月23日
2017年7月30日