安中市ふるさと学習館見学記

上田市立博物館を後にして真田氏歴史館(大坂城真田丸展)、小諸高原美術館(小諸城展)と回ったが、とりたててコメントはないので省略する。次は『真田丸の時代の安中展』である。タイトルのようにもろ大河ドラマ関連である。以前に寄った時とやや雰囲気が違う。通路のような所と常設展示室の一部に分かれている。いつもの企画展示室は使っていないのはおかしいと思ったが、特集展示と銘打っていることからそうなったのかもしれない。しかし、見学する方には不便である。一か所にまとめて欲しかった。

松井田城攻めや伝説の他に、城主大道寺氏に関する資料が興味深かった。大道寺政繁は自刃したが、子孫が旗本や大名家臣となって大道寺氏は存続した。サブタイトルに「北国勢の松井田城攻め」とあるが、攻め手のことももっと知りたかった。刊行物はモノクロの解説書がでている。せっかくだから文書の翻刻や系図なども載せて欲しいと思った。『鷺宮地区遺跡群の発掘調査展』も合せて開かれている。

学習館は学習の森にあり、安中市の歴史博物館の役割を担う。常設展示室の他に情報コーナーなどがある。館内外では体験学習、イベント等を行なうことが出来る。ただ、バスが通っていないなど交通の便が悪く、最寄りのJR信越本線安中駅からタクシーで10分かかる。

<h3>2016年7月30日から9月25日まで開催</h3>

見学日
2016年9月22日
2016年10月2日