藤沢市文書館見学記

 この館へは久しぶりである。土日が休館であるが、友人から情報を貰い平日に見に行った。タイトルは『祈念の島』、サブタイトルは「中世文書にみる江島弁財天信仰」である。江の島、特に弁財天信仰に関する中世文書の展示であり、戦国期が中心となる。大きく古河公方、北条家、徳川家に分かれる。足利政氏、足利晴氏、伊勢宗瑞、北条氏照、北条氏勝などの文書が並んでいる。但し総計48点の多くがパネル、レプリカである。原文書は計13点であり、それも4期に分けているので1回につき3~5点の展示と少ない。今回は北条綱成判物、北条氏康室局書状、般若院快運書状の3点であり、原物では他に古文書帖 箱が出ている。展示室が狭いので、やや詰め込み過ぎの感があた。刊行物は12ページのリーフレットが配られている。

 文書館は市町村立の文書館としては全国初である。三階の展示室と一階の閲覧室からなる。JR東日本藤沢駅から徒歩8分である。

2021年10月1日から11月26日まで開催

2021年11月17日見学

2021年11月22日記