タイトルはずばり『江の島』である。宗祖一遍上人や遊行四代呑海上人が江の島に縁があることや江島神社一の鳥居が遊行寺門前に建てられたことから(東海道から分かれる江島道の起点)、遊行寺(清浄光寺)と江の島は深い繋がりがある。今回は江嶋縁起絵巻の修復完成記念ということである。絵巻は全5巻が展示される(展示替えあり)。関連して江嶋縁起(真名本)、えのしま弁財天縁起絵巻、一遍上人縁起絵などを並べている。他には一遍上人像を始め金亀山石額、対い波に三つ鱗紋五弦琵琶などが出品されている。遊行寺と江の島とは約4km離れておりなかなか結び付かないが、両者の関係が分かる展示となっている。刊行物は図録が出ている。
2021年7月17日から10月4日まで開催
2021年8月22日見学
2021年8月29日記