3館のスタンプラリーのを終えて今日の目的は達成したが、まだ日没までには時間がある。友人と相談して藤枝市まで足を延ばすことにした。『駿河を駆けた武田軍団展』は翌日までの開催であった。タイトル通り、武田氏と駿河、遠江との関連に焦点を当てている。武田氏の侵攻から天正十年の滅亡までである。武田氏の支配下に入った在地領主や新設された武田水軍も紹介されている。古文書以外に安宅船雛形や甲冑、肖像画と万遍なく集めている。出土遺物も大宮城址(富士宮市)、高天神城址などからのものが並べられている。特別展示室は今日見た3館の企画展示室を合わせたよりも広いので、出品点数も多い。図録が無いので聞いてみたら、来年作る予定はあるとのこと。当然、開催期間中には間に合わない。この館は以前もそうだが(『徳川家康公と駿河展』)、いつものことらしい。言い訳はあるかもしれないが困ったことである。地元の人ならともかく、遠方の者はそうそう買いに行ける訳ではない(予約制で送料負担なら許せるが)。
博物館は正式には藤枝市郷土博物館・文学館といい、2つの館で成っている。入口が別で内部は行き来できる。常設展示は通史であり、志太郡衙址、田中藩、藤枝宿などである。博物館は蓮華寺池公園の中にある。JR東海道本線藤枝駅からバスで10分、下車して徒歩10分である。天気がよければ田中城址、田中城下屋敷まで歩いて行ける。
<3h>2016年11月12日から12月18日まで開催</3h>
- 見学日
- 2016年12月17日
- 記
- 2016年12月27日