千葉県文書館見学記

 タイトルは『徳川家康と房総』であり、国立公文書館所蔵資料展となっている。県文書館と公文書館とのコラボであるので、当然古文書、文献が中心となる。パネルを含めて計37種であり、県古文書館7その他3以外は公文書館という構成である。最初のコーナーであるいくさ人家康では三方原の戦い、長篠の戦い、小牧・長久手の戦いを取り上げている。次に秀吉と家康のコーナーとなり、家康が関東に入って以降は領国経営、鷹狩りが主となる。家康朱印状、東金御殿関係資料が興味深かった。房総に関連する家臣を代表して本多忠勝にスポットを当てている。紙本著色本多忠勝像、上総大多喜図が出ている。家康の死と神格化のコーナーでは珍しい図柄の東照宮御尊神像2幅が並んで展示されている。刊行物は8ページのリーフレットが配られている。

 文書館は行政資料、公文書の保存、閲覧などを主とするが、一階に展示室がある。また、県の諸機関発行の刊行物の販売も行っている。千葉都市モノレール県庁前駅が一番近い。徒歩ならJR内房線、外房線本千葉駅から10分、千葉駅から20分である。

2020年2月5日から3月2日まで開催(短縮)

2020年2月25日見学

2020年3月3日記