今年は大河ドラマの影響で、群馬県、長野県、大阪府を中心に各地で関連の展示が開かれている。埼玉県も真田氏とは縁があり、今回の『上州合戦展』もその中の一つである。サブタイトルは「北条と真田」である。出品数はパネルを含めて24点である。古文書、甲冑が主である。いかんせん展示室が狭すぎる。甲冑は個人蔵とあるが、大体の所有者は想像できる。古文書は榛名神社蔵が3点あり目玉であろうか。8ページのリーフレットと釈文集が無料で配られている。
埼玉県寄居町に所在する鉢形城址は日本100名城の一つであり、けっこう見に来る人がいる。歴史館は城の中心部からは離れているが、外曲輪の中にある。入館料は200円。でも常設展は2004年に開館してからほとんど変わらない。わたしは2~3年に一度、企画展を見に行くが、常設展はいつも素通りである。企画展開催時以外は無料でもいいと思う。歴史館は町埋蔵文化財センターと一緒なので、鉢形城だけでなく町立博物館または町立資料館への改編を目指して欲しい。入口は一か所であるが、出口は数か所あるのは防犯の上でも少し変である。
2016年3月19日から5月8日まで開催
- 見学日
- 2016年5月1日
- 記
- 2016年5月11日