さくら市のあと日光市経由で壬生町へ行った。タイトルは『家康と元忠』、サブタイトルは「伏見に散った忠誠心」である。ドラマ関連の展示は関東ではあまり盛り上がらなかった。全国的にみても最後の方である。徳川家康の家臣である鳥居元忠が主人公である。計31件であり、企画展示室と常設展示室の一部を使っている。まず元忠の父の忠吉と松平氏との関係から始まる。鳥居忠吉書状などが出ている。続いて元忠と家康の繋がりで徳川家康画像、鳥居元忠書状などが出ている。次はメインの出来事でなる伏見城攻防戦であり、関ケ原合戦絵巻、德川二十四将図などが展示されている。終りは死後神となった元忠であり、鳥居元忠像、精忠神社古写真などが出ている。テーマはよいが展示数がそれほど多くなく、今一つ元忠の歴史的位置づけがはっきりしなかった。多分にドラマに引きずられているようであった。蛇足だが壬生町で開いているのだからタイトルを『元忠と家康』にした方がよかったと思う。刊行物は図録と出品目録がある。
2023年11月4日から12月17日まで開催
2023年12月10日見学
2023年12月20日記