ふじみ野市立大井郷土資料館見学記2

 遠出は未定なので年内の見学記はこれが最後かもしれない。小規模であるが記すことにした。タイトルは『武士の群像』、サブタイトルは「ふじみ野の中世 フロンティアの時代である。領主の一人に有名な北条幻庵がいるが、今回はどちらかというと地元の在地領主のほうを主に取り上げている。特別展示室を第一会場、常設展示室の一画を第二会場に使っている。第一会場は古代から戦国までを取り扱っている。壁面一杯は200枚を超す写真パネル、解説パネルで埋め尽くされている。一枚一枚見るのに結構疲れるくらいである。実物は当世具足、板碑8枚など、本村遺跡、城山遺跡、長宮遺跡の出土遺物が出ている。第二会場は戦国の終焉であり、仙台胴具足、三方、塩野家文書5通などが出ている。手作り感があったが、地元に密着した展示といえる。刊行物は図録と中世文書・年表の解説シートがある。図録は展示物個々の説明は無く、該当の時代の通史を記述している概説書のような体裁である。なお、上福岡歴史民俗資料館、福岡河岸記念館がサブ会場になっているが、今期は未見のつもりである。

2022年10月25日から12月11日まで開催

2022年11月25日見学

2022年12月5日記