三島市郷土資料館見学記

静岡県内の3館でスタンプラリーをやっていると聞き、嫌いではない私は友人を誘って回ることにした。統一テーマは「駿東・北伊豆の戦国時代」である。まず最初の『北条五代と山中城展』から始める。時代的には伊勢宗瑞からであるが、メインは山中城である。小田原城防衛の最前線であり、その攻防戦は著名である。そこからの出土品が多く出ており、他にも古文書、城絵図と万遍無く展示されている。山中城の戦いの後のことや発掘整備のことまで詳しく紹介されている。図録は出ていないが、リーフレットが無料で配られている。但し、私が行った時には残部が無く、コピーしたものを貰った(モノクロ)。会期が三ヶ月と長いので、ぜひ再版して欲しいものである。

資料館は小松宮彰仁親王の別邸址である楽寿園の中にある。楽寿園は国の名勝に指定され、楽寿館、小浜池など見所が多い。資料館は三島宿を中心とした通史の常設展示もある。資料館自体は無料であるが、楽寿園に入るには入園料がいる。JR三島駅からすぐである。駅前にこのような公園があるのは羨ましい。

<h3>2016年10月15日から2017年1月22日まで開催</h3>

見学日
2016年12月17日
2016年12月25日

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