上田市立博物館見学記

大河ドラマ関連の展示会が各地で開かれている。便乗企画もあって全てを回ることもないが、長野県を中心として友人といくつか見ることにした。最初が『第二次上田合戦と高野山配流展』である。真田氏の本拠ということで上田市内ではいくつか関連の展示が行われている。上田市立博物館は何回か行っているが久しぶりである。今回はすぐ隣にある別館が会場である。

一年を通しての第一期から第四期までの企画の第三期にあたる。出品の多くが古文書である。しかし、真田宝物館所蔵の複製がほとんどであり、少しがっかり。他の展示品には甲冑、瓦、肖像像がある。刊行物はない。通年の企画であり、全部合わせた館独自の図録、解説書が欲しい。

博物館は上田城址二の丸にある。本館のほうは常設展示である。よくある通史展示であるが、以前とあまり変わり映えのしない感じがした。現存櫓との共通券がある。南櫓、北櫓は何回か入ったことがあるが、西櫓は初めてである。一階部分のみの公開であり展示物もないが、かえって建物の構造がよく分かった。今年のみの限定である。城内では真田丸大河ドラマ館が開設されているが、もちろんパスした。また、真田氏、仙石氏、松平氏の歴代城主を祭神とする真田神社も鎮座している。雨天というににどこも人出が多かった。ブームが去った後に急に寂れないような方策を今から検討していって欲しい。北陸新幹線上田駅から徒歩12分で着く。城下町にはいろいろな史跡があるので、時間があればゆっくり回りたい。

<h3>2016年7月2日から9月27日まで開催</h3>

見学日
2016年9月22日
2016年9月26日