今回は『戦国時代の小山展』を見てきた。過去にも中世関連の企画展が数回開かれている。80点の出品のうち、近代の肖像画を除いた多くが古文書である。他には常連の伊澤昭二氏蔵の甲冑が5点と絵画、出土遺物、彫刻で構成されている。中心となる古文書は小山氏の子孫に伝わる小山家文書が約半数を占め、足利将軍、足利公方からの書状もある。小山氏の繁栄が垣間見れる。他に安房神社文書、高椅神社文書、円満寺文書があり、小山市域の古文書をよく集めている。入口部分でこの展示の概説が欲しかった。単に展示物、パネルを並べるだけでなく、理解を助ける工夫が望まれる。
図陸は500円である、こちらはしっかり概説、釈文が載っている。東北本線間々田駅から西方700M、徒歩10分の距離にあり、隣接して史跡乙女不動原瓦窯跡がある。初めての人はあわせて常設展も見学したい。
2016年4月23日から5月29日まで開催
- 見学日
- 2016年5月8日
- 記
- 2016年5月20日