掛川市から藤枝市経由で焼津市である。小さな館の見学記もなんと6回目である。『今川 文と武の源流』の第2部「駿河要衝の地 焼津」である。文武に秀でた今川一族の名称のしずおか遺産認定記念である。焼津市を含む志太地域は山西と呼ばれる。この地をめぐる今川氏、武田氏、徳川氏の争乱を対象としている。例によって常設展示室の一画を使った計18件の展示である。最初に駿府城内遺跡(今川館)と小川城跡からの出土遺物が並んでいる。金箔かわらけは1点だけ単独のケースに入っており特別扱いである。次に太田道灌の馬の轡(伝か)、今川義元判物などが出ており、また小川城跡の出土遺物が展示されている。こちらは焼けた跡が残る遺物である。続いて德川家康朱印状などがでており、最後は単独のケースに入っている具足で終わっている。刊行物は出品リストのみである。せっかくだからしずおか遺産としてのパンフレットぐらいは作成してほしい。
2024年10月20日から2025年2月2日まで開催
2024年11月24日見学
2024年11月30日記