静岡市歴史博物館見学記2

 友人と小島陣屋址に行ったのちに寄った。タイトルは『今川義元』、サブタイトルは「偉大なる駿河の太守」である。駿府を本拠とした戦国大名、守護大名としていずれは取り上げなければならなかった静岡市ゆかりの人物である。まず義元の登場のことであり、家督争いの花蔵の乱を中心として今川義元木像、今川氏親禁制などが出ている。次にとんで義元のイメージを決定づけた桶狭間合戦である。今川義元感状、同朱印状などが出ている。次が義元の領国支配であり、今川館の跡と思われる駿府城内遺跡等から出土した遺物12件の他に誕生仏、今川家小判などが展示されている。続いて今川家臣団の紹介となる。朝比奈氏、岡部氏や僧侶の太原雪斎等の名が見られる。薙刀、鐙などが出ている。最後は義元の後継者の氏真であり、朱印状、感状などが出ている。導線が一方向でなく、行ったり来たりなのが不便であった。近年随分と義元および家臣団の研究が進んでおり、その成果が展示に反映されている。しかし、展示室が狭いせいか今一つ物足りなかった。特に他の大名との関連などが今回の展示ではよく分からなかった。刊行物は図録と展示資料一覧がある。

2024年4月27日から6月9日まで開催

2024年5月11日見学

2024年5月20日記

画像は後日添付の予定。

画像を添付。5月21日。