明治大学博物館見学記

夏場にかけてはこれといった特別展等が少ない。今回の『譜代大名 内藤家と戦い展』も期待半分で見に行った。テーマはサブタイトルに「内藤家文書をつうじて」とあるように興味があるが、特別展示室は狭いからである。出品数は31点。文書は少なく史料が大半である。目玉の「関原合戦画巻」は見応えがある。壁面のみの展示なので、もう一工夫欲しかった。刊行物は出展品目録のみ。文書目録はすでに出ているので、詳しくはそこから探せということであろう。

特別展示室の狭さに比べて常設展示室は広々としている。博物館が出来る前の旧来の商品博物館、刑事博物館、考古学博物館の3館を引き継いで、三部門で構成されている。それぞれにコーナー展を随時開かれている。今回も刑事部門で内藤家文書からの「お殿の結婚事情展」が同時期に見られる。大学史展示室も併設されており、初めての見学なら随分楽しめそうである。ミュージアムショップがあるのも大学博物館等では珍しい。本の街神田神保町はすぐ近くである。

2016年6月18日から7月20日まで開催

見学日
2016年6月20日
2016年6月24日