千葉市立郷土博物館見学記6

 リニューアル後初めての訪問である。タイトルは『千葉氏と城館』、サブタイトルは「住まう・治める・戦う」であり、千葉開府900年記念の展示である。サブタイトルのそれぞれが章立てになっているが、今一つ区別が難しい。要は千葉氏関連の城郭を紹介しつつ千葉氏の変遷をたどっている。最初は中世前期の県内の城郭であり、岩川館址、西郷氏館址の出土遺物などが出ている。次に猪鼻(千葉)城址である。従来の千葉氏築城説よりも家宰の原氏が築き在住した説が有力となっている。出土遺物などが出ている。続いて下総を中心としたいくつかの城郭である。大崎城址、本佐倉城址などの出土遺物や千葉胤富木像、大須賀胤信肖像画、古文書等が展示されている。最後は千葉氏滅亡後の様相であるが、なぜか幕末の松尾城址の写真があるのは飛躍しすぎであろう。城郭の平面図や模型もいくつか出ており、分りやすい展示となっている。ただ、文書、文献にパネル展示が多かったのは物足りない。タイトルのうち千葉宗家は滅亡しているので、その実相はまだよくわかっていない。どちらかというと城館の方に重きを置いた展示であった。刊行物は図録、展示資料一覧、史料翻刻集がある。

 リニューアル後の変更はこのようである。1階のエレベーターから5階へ上がる。5階は展望コーナーである。下へ階段で降る形で4階原始・古代エリア、3階中世エリア、2階近世エリア、近現代エリアとなる。1階は企画展示室であり、今回の特別展もここで開かれた。

2026年1月23日から3月8日まで開催

2026年2月1日見学

2026年2月9日記