『外国奉行と神奈川奉行』のPart2である。タイトルは『神奈川奉行』、サブタイトルは「開港都市を治める」である。安政五年(1858)の神奈川奉行の誕生から始まる。最初は外国奉行が兼任していたが後に専任となった。黒船来航画巻、松平石見守康直像絵葉書などが出ている。次の奉行所の施設、組織、業務では神奈川奉行明細帳、御用留などが出ている。次の横浜周辺の警備では下番という警備兵や生麦事件を取り上げている。続く奉行所の終焉では横浜運上所絵図、政府高官肖像写真集などが出ている。他に下田奉行、長崎奉行、兵庫奉行を紹介している。外国奉行と比べて影が薄いが、江戸に近い奉行所として重要な役割をしていた。外国奉行展共々横浜らしい展示であった。刊行物は展示資料一覧があり、図録は『外国奉行と神奈川奉行』と共通である。
2024年10月26日から11月24日まで開催
2024年11月3日見学
2024年11月8日記