品川歴史館見学記4

タイトルは『品川の海に御台場ができるまで』、サブタイトルは「日記でひも解く170年前の大工事」である。今年四月のリニューアル後初めての見学記である。総計56件で構成されている。特別展示室一部屋のみを使用している。地元の有力者の伊藤清一郎が残した日記が中心となる。もう一人幕府役人の高松彦三郎が書いた日記もある。発掘された第五台場についての解説はパネルでしている。展示品は嘉永六年江戸湾御固図、江戸湾品川沖御台場御普請絵図、御殿山出土石塔などである。都内の台場関連の展示は久しぶりであった。ただ、現在残っている第三台場、第六台場は港区に属しているのであまり触れられていない。刊行物は図録と展示資料リストがある。図録といっても20ページと薄く、展示品の半分も載せていないのが物足りなかった。

2024年9月15日から12月15日まで開催

2024年10月13日見学

2024年10月21日記