いわゆる文書館の展示は博物館等に比べて展示会の開催情報が少ないが、今回は『城下町の近代化展』というタイトルの展示を見てきた。文書館の役割は一般に史資料の保存管理であるが、展示などの公開もその一つに入っている。但し、概して展示室は狭い。今回はサブタイトルに「忍・川越・岩槻」とあるように三ヶ所の城下町の近代から現代までの変貌が分かる。この館は地図センターを併設しており、絵図、地図を多く所有している。それらが主となる展示である。他にはパネルが多用されている。三ヶ所の城下町はそれぞれ埼玉県の中心であり単独でも一つの展示になるので、今回はダイジェスト版とでもいうべきか。いずれ3都市でより詳しい展示をして欲しいと思う。刊行物は無料のリーフレット、展示リストが配られている。
同じ部屋の中に常設展示もある。但し、年に何回か展示替えがあるので実質の常設ではない。文書館には通常の閲覧室の他に地図センターの閲覧室もある。JR浦和駅から徒歩12分、JR埼京線中浦和駅から徒歩15分である。バス便もある。埼玉県庁のすぐ近くに位置する。
<h3>2017年1月14日から3月5日まで開催</h3>
- 見学日
- 2017年1月26日
- 記
- 2017年2月3日