堺市博物館見学記

関西シリーズ第5弾であり、最終である。『和田一族奮戦記展』を見た。和田はミキタと読む。堺市民でもほとんどが読めないであろう。庄名に由来する。出品数は展示替えをいれて古文書70点が中心となる。和田氏は南北朝時代から戦国時代にかけて活動した在地領主であり、和泉の地域史を考える上で重要な文書群である。細川氏、北畠氏等の発給文書も多い。但し、甲冑、絵図などが少なく文書の展示が主なので、奮戦記というタイトルはふさわしくない。

図録は無く、無料の古文書一覧と釈文集が配られている。多分、二度とない展示であるから、図録を作って欲しかった。堺市でしか出来ない企画なのだから。博物館はjR阪和線百舌鳥駅から西方向500Mと近い。常設展示は巨大古墳と環濠都市が二大コンセプトであり、充実している。大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)が目の前にある。

堺市博物館見学記

2016年3月12日から5月29日まで開催

見学日
2016年5月18日
2016年6月1日