友人と静岡県内の博物館等を巡ってきた。最初に見たのは『寺社からたどる戦国の焼津』である。26種27点で構成されている。タイトル通り寺社と戦国武将との関連に焦点を当てている。最初に取り上げているのは小川城主長谷川氏であり、小川城址の出土品4点と林叟院の宝物が出ている。次の今川家臣と寺社では林叟院、法華寺等を紹介し、今川義元判物、今川氏真朱印状などがある。その次は武田家臣と寺社であり、関係する寺社は安養寺、能満寺などで武田家禁制、武田勝頼判物等が出ている。最後は家康と寺社である。海蔵寺を取り上げ、徳川家康公肖像画、徳川家康筆墨梅図などがある。小さいながらテーマに沿ってまとまとまっている展示であった。但し、常設展示室に間借りしているのは寂しい。ちゃんとした企画展示室があればよいと思った。刊行物は図録がわりの12ページのリーフレットと刊行目録がある。
2020年10月10日から2021年1月31日まで開催
2020年11月3日見学
2020年11月10日記