事情があって連休はどこも行けなかったが、一日だけ友人と群馬県へ出かけた。その前に寄ったのが『忍城図の世界』である。収蔵品展なので期待はしていなかったが、テーマが城絵図なので一応見ておくにこしたことはないと思った。大きく忍城と全国の城に分かれる。後者は仙台城から唐津城までの１９点である。忍城関連は古写真パネル６点、絵図パネル２点の他に１８点の絵図等で構成されている。天正から文久までのものが１０点であるが、天正の図２点も江戸期の作成である。明治以降のものの方が目新しかった。地籍図、士族共有地図などである。収蔵品展ということで数が限定されたが、全国に残る忍城図を集めた展示が望まれる。刊行物は出品リストのみである。

<h3>２０１８年４月２１日から６月３日まで開催</h3>