関西シリーズ第3弾は続けて京都市内である。『大信長展』にいった。一週間前に友人からこんな展示があるよと聞かされ、さっそくコースに入れたのである。法華宗本門流大本山である本能寺は久しぶりであり、大寶殿は初めての見学である。展示自体は大変良いものであったが、タイトルが気に入らない。私の期待が大きすぎたせいかもしれないが、大信長と銘打ったからには信長の肖像画を多数集めたり未公開の遺品を展示したりを想像していた。内容は先に行った安土城考古博物館の『信長の家臣たち展』と似たようなものであった。サブタイトルの「信長とその一族・家臣・ライバルたち」とあるように、信長、一族、家臣、戦国大名の文書が主で他に肖像画など計59点である。特別に本能寺から位牌など4点が出ている以外は全て太陽コレクションである。確かに戦国時代の武将の文書が武田信玄、毛利元就などオールキャストで出ており、これはこれで見応えがあった。でもやはり『織田信長とその時代展』ぐらいのほうが良かったのでは。刊行物は図録(2000円)と出品一覧がある。本能寺は原位置から移っているが、京都市営地下鉄京都市役所前駅からすぐである。
2016年4月29日から8月31日まで開催
- 見学日
- 2016年5月17日
- 記
- 2016年5月29日