なかなか外出が出来ないのだが、、数年ぶりで関西方面に行ってきた。良い機会なので何か所かの特別展、企画展を見学した。今回はその第一弾である。タイトルは『信長の家臣たち展』である。展示替えを含めて92点。見応えがある。但し、以前に書いた山梨県立博物館の『武田二十四将展』と比べると新鮮さには欠ける。信長の家臣といっても明智光秀、柴田勝家、蒲生氏郷などメジャーな存在であり、それぞれが主役の展示も過去に他館で開かれている。いわば1部リーグのオールスターであるのに対し、武田氏の家臣は2部リーグのオールスターであろうか。それだけ今回の展示は見慣れたものが多い。特に肖像画がそうである。それでも戦死したり追放されたりした家臣まで目配りしているのはさすがである。出品の過半は古文書である。関西以外にも東京都、愛知県などから借りてきている。甲冑や出土遺物等が少ないのは残念である。
刊行物は図録(1300円)の他に無料の資料一覧、釈文集がある。常設展示は館名に見られるように第一(考古)、第二(安土城)がある。特別展と後者の常設展を関連させるような展示の工夫が欲しかった。なお、jR琵琶湖線安土駅から東北方向1、5kmにあるが、バスの便が無いのが不便である。
2016年4月29日から6月5日まで開催
- 見学日
- 2016年5月17日
- 記
- 2016年5月27日