センチュリーミュージアム見学記2

 タイトルが『中世の文化圏』ということで文化人中心がと思ったが、武家文書もいくつか出ていたので紹介することにした。総計27種29点の画を含め文書主体の展示である。四階の展示室がメイン会場である。五階は国内外の仏像を陳列する常設展示室であるが、ここにも4点の史料が置かれている。武家関係でいうと足利尊氏、基氏、義満、義教、義政など足利氏関連が今回の中心であり、大内氏、今川氏のものもある。尊氏の母である上杉清子の文書は女性のものとして貴重である。他には一休宗純、雪舟等揚等メジャーな人や歴代の天皇の書画が並んでいる。祐筆が書いたことや案文であることなどが簡潔にコメントされている。入館者には16ページの図録代わりのリーフレットが配られており、詳しい解説が載っている。これを見ながら回るようにということであろう。

2019年4月8日から6月29日まで開催

2019年4月19日見学

2019年4月29日記