鉢形城歴史館見学記3

この日最後で3館目になる。タイトルは『鉢形城その後』、サブタイトルは「開城後の鉢形城」。このテーマに惹かれて見に行った。しかし、やや期待倒れであった。鉢形城は開城してから徳川氏の家臣である成瀬正一、日下部定好が入った。一部改修したことは昨年からの発掘調査で判明しつつある。私としてはまずそれらの成果を知りたかった。だが、このことは僅かに触れられただけであった。県内の伊奈氏陣屋、赤山陣屋、牧野氏陣屋などのことが主で、いわば天正から慶長の埼玉県域における支配状況についての展示といった方が当たっている。他に東国寺、正龍寺、昌国寺所蔵の文書がいくつか並んでいた。北条氏邦の家臣のその後についてももっと調査して欲しい。帰農しても名主等有力農民になった例が多い。刊行物は4ページのパンフレットがある。連休中かもしれないが、この小さな資料館にもかなりの人出があった。

<h3>2018年3月17日から5月13日まで開催</h3>

見学日
2018年5月5日
2018年5月14日