壬生町立歴史民俗資料館見学記2

矢板市のあとに壬生町に寄った。ここは二度目の見学記である。タイトルは『中世壬生氏の興亡』でサブタイトルは「壬生氏五代と壬生旧臣」である。近世大名の鳥居氏関連の展示は何回か行われているが、中世の壬生氏に関しては初めてかもしれない。ただテーマ展なので、あまり期待はしていなかった。いつもの企画展なら二階全部を使っているが、今回は三分の二ぐらいは常設展示にして残りの一部屋のみを使用している。全部で17種39点ほどで、大きく分けて壬生氏五代の歴史と近世に入っての旧臣のことの二部構成である。中世の出土遺物は鉄製品、土器など5点、城下絵図は鳥居氏時代のものなど今一つ物足りない。壬生氏自体は五代で終わっているが、家臣の後裔の家などにはもう遺品はないのであろうか。日光との関連など県内をもっと調査せれば、企画展レベルの展示も出来たと思われる。壬生という地名の由来となった説もある壬生氏について町民を含めてもっと関心がでてきて欲しい。蛇足ながら、県立博物館連携イベントながらスタンプラリーには入っていないのは困ったことである。

<h3>2017年9月16日から10月29日まで開催</h3>

見学日
2017年9月16日
2017年9月22日