矢板市立郷土資料館見学記

いよいよ栃県立博物館の『中世宇都宮氏展』が開幕した。関連のイベントも各地で開かれている。スタンプラリーもその一環であり、友人といくつか回ることにした。但し、ラリーは14か所なのに参加市町は12であり、中にはとってつけたような展示もあるのは残念である。という訳で少しまともな展示のみを取り上げる。この館のタイトルは『発掘された川崎城跡と御前原城跡』であり、両城とも宇都宮氏の一族である塩谷氏の居城である。文字通り両城の出土遺物が主となる。あとは遺構のパネルであり、文献が数点、全て合わせて55種になる。量的にはそこそこあり、今回見た中では最も展示らしい展示であった。刊行物は出品一覧がある。

資料館は旧上伊佐野小学校の校舎を使用している。常設展示室も広くとっており、原始古代から近代現代まで自然の部屋もある。廃校利用の好例といえよう。バス便はJR宇都宮線矢板駅からあるが、本数は少ないので注意が必要である。

<h3>2017年9月16日から11月5日まで開催</h3>

見学日
2017年9月16日
2017年9月20日